忘れな草日記3
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(3,108)花ざかりの森
されど寂しき 鐘の音がなる
街はもう 花ざかり……
1984年12月にリリースされた5枚目のアルバム「花ざかり」の最後の楽曲として発表された「花ざかりの森」。一見、タイトルだけを見ると明るい華やかな楽曲の印象も受けられるかと思うのですが、実はそうではなくて、曲調は暗いです。低い雲が垂れ込めてきそうな楽曲ですが、この楽曲も、日本的な情緒が随所に見つけられる極上の一曲だと思います。
詩の中にも、紫陽花、宵待草、紫の名もない花……自然の情景から人の心情を描き出す詩は、どの曲にも良く見られるものですが、この曲の中で、破れた恋を洗い流すという意味で表現されている、「波が乱れ 岩を砕き 水を濁していく」というフレーズが個人的には印象的。こういう表現の巧さも、村下さんならではなんじゃないかな…と思います。
「恋路海岸」でも見られるように、京都で恋に破れ、北国へとやってきた女性を描いているイメージがこの楽曲にもあるような気がします。空の暗いイメージが楽曲から感じられるのですが、冬の日本海を思い描いてしまうようなそんな世界観を感じてしまいます。そして、砂丘というキーワード……。さらに突っ込むと、冬の鳥取のイメージとも重なるような気がするのです。もうこの曲もだいぶ長いお付き合いになりましたが、そういうイメージはよく感じてしまいます。
「花ざかり」のジャケットも、薄紫色のきれいな背景に、ちょっと哀しげな花ざかりの情景を描いた切り絵になっています。このジャケットのイラストと印象としてはよく合っていたりもするものです…。切り絵に描かれている女性も切なそうな表情をしてますし…。リリースされたのが12月というのも、この楽曲によく合っているような気もします。
哀しげな印象を持つ楽曲も、中島みゆきみたいに絶望的な印象を持たせるのではなくて、ところどころで、日本人的情緒(例えば、「わび」や「さび」の趣き)を散りばめられていて、そういうところを聴くたびに、心のどこかに感動を呼び起こすようなそんな楽曲がほとんどです。よく似た情景を夏の青々とした海を印象させる「珊瑚礁」と迷った今回の紹介記事ですが、かつて「珊瑚礁」を紹介したこともあったので、今回は、冬の日本海のイメージがある「花ざかりの森」を…。
日本語をこんなにも美しく表現し、それを巧く表現できる歌人はなかなかいないと思います。そんな彼を失ってしまうのは、やっぱり寂しいものです…。明日は命日…。ちょうど10年ですね…。
(1,000文字)
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