忘れな草日記3
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(3,682)心の切り絵 -村下孝蔵さんの命日-
今年も6月24日が巡って来ました。その今日は村下孝蔵さんの命日でもあり、日記でも毎年、何らかの形で彼の楽曲のお話は書いて来ましたが、今年は命日の今日だけに限ってですが、例年通り、村下さんのお話を書かせてください。
1999年に逝去されてから、今年でもう11年になります…。僕は彼の死後、ちょうど3回忌を迎えたころに、当時よくラジオを聴いていて、土曜日の毎日放送(MBS)ラジオのリクエスト番組で流れてきた「踊り子」がきっかけで、村下さんの楽曲にのめりこむように聞き入ることになりました。そのためにリアルタイムでコンサートや新譜に触れたことがなく、毎年命日のこの時期が来ると、そういう寂しさを感じてしまいます。
今年は、今のところはオメガトライブを聴いていることが多かったので、村下さんの楽曲はしばらく離れていたのですが、今日一日は、朝からずっと村下さんの楽曲を聴いています。飽きもせず、懲りもせず…。
ただ、毎年この時期になると、広島の中国放送(RCC)で放送されている村下さんの追悼のラジオ特番が組まれるのですが、今年もいつの間にか放送が終ってしまっていて、聴けなかったことに後悔しています。広島から鳥取とそんなに距離は離れていないのに、電波が山で遮られていてものすごく聴き取り難いのですが、少しでも聴けたら…と思っていたのですが…残念です。
例年は1週間にわたって、特集記事を組んで、楽曲を紹介してきたのですが、今年は、ヒット曲のメドレーという形で、「心の切り絵」という5曲のメドレーをご紹介したいと思います。
「少女」「初恋」「踊り子」「夢のつづき」「ゆうこ」「初恋」の5曲の連歌になっているのですが、メドレーのタイトルになっているようにこの楽曲群は、いずれもシングルジャケットが「切り絵」で作られています。村上保さんの切り絵とのコラボは、これだけに留まらず、ベスト盤の「歌人」「歌人II」、そして遺作となった「同窓会」など、村下さんの楽曲では多く見かけることの出来るものです。
村下さんといえば、「初恋」「踊り子」が群を抜いて、よく知られている楽曲と思います。とりわけ「初恋」はその後の多くのアーティストにカバーされるようにもなりました。個人的にはカバーされたものよりも、村下さんオリジナルのものがベストなのは言うまでもないのですが…。
メドレーの最後の「初恋」のコーラスは、1999年の七夕コンサートになるはずだった渋谷公会堂でのお別れの会のときに、全員で合唱したものが一緒にメロディにのせられています。楽曲中のコーラスも、彼の死後に、CDとして世に出る直前に万感の思いで、長年にわたってコーラスを担当してきた町支さんによって吹き込まれた7分49秒に及ぶメドレーです。
僕もこの最後の「初恋」を聴いていると、非常に胸から離れない切なさのようなものを感じます。どれだけこの楽曲が愛されていたかが、切にわかる気がします…。
ここ最近は、村下さんの楽曲を聴くことが少なかっただけに、毎年訪れる、命日のときには、やっぱり彼の楽曲を聴きたくなるものです。来年は、いつのまにやらもう十三回忌……。時の流れは徒に過ぎていくのが切ないです…。
(1,309文字/書き下ろし)
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